なにかを書きたい時の場所

気分で自由に書きたいことを書きます(基本21時更新)

夢日記#3

 

下層から上層まで、巨大な円形の吹き抜けがある、SFチックな銀色の壁に囲まれた大きなビルの中に居る。

壁には緑と青のテープライトが這っていて、不規則にチカチカと光が走っている。

 

この世界では、ここは駅らしい。

200階以上はあると思う。上の方はよく見えない。

階の移動は非常に長いエスカレーターを使っていた。

一気に10階くらい下ってしまいそうな程長いエスカレーター。

今までに来たことがないタイプの知らない空間だったから、ワクワクした。

 

エスカレーターで下っている間、吹き抜けの円周の通路の様子が見える。

エスカレーターの後方に見える通路を眺めると、1台、大きめの筐体が目に留まった。

 

駅構内にある証明写真機と同じような造形だったけど、青色の看板を掲げていて、

看板の内容には「脳のイラスト」が視認できた。

 

私はここで思い出した。この世界ではみんな脳の大きさの個体差が強くて、駅構内や商業施設の片隅で、簡単に「脳の大きさ」が測ることができる。

 

脳が大きい人は「巨脳」小さい人は「貧脳」と世間では評価されてる。

でも大きさで知能に差があるわけじゃなくて、巨脳だと何か魅力的でモテるらしい。

 

自分も測ってみたいなって思ったけど、このエスカレーターは途中で降りられない。

前に向き直ると、さっきまでは無かった真っ暗なトンネルが目の前にあった。

 

入り口の境界線でエスカレーターの足場も吸い込まれているかのようにクッキリと真っ黒に消えていて、トンネル上部には電車の行き先表示版のようなものがあり、1文字目は「松」で、ほかは画数が多すぎる読めない漢字で書かれていた。

 

トンネルの中に入った瞬間で「目的地に辿り着くことができず、帰ることもできなかった」という自覚と共に目が覚めてしまった。